ヨーロッパ国際関係論/欧州統合論
B
European International Relations/European Integration B
山田 文比古
YAMADA Fumihiko
-
授業の目標
-
紆余曲折を経ながら拡大と深化を遂げてきた欧州統合において、主権国家の機能がどのように相対化されてきたのかを分析し、ナショナリズムを制御する手段としての地域主義(統合)の有効性と限界について考察する。
- 授業の概要
- 欧州統合の歴史的経緯、超国家的機関を有する諸制度などの基礎知識から、最近のEU情勢に至るまで、幅広くかつ掘り下げて解説する。2学期では、主として安全保障とEU拡大の問題を取り上げる。
-
授業の内容・計画
- 授業は次の計画に従って行われる。
- 初回 ガイダンス、受講上の注意など
- 第1章 EUの三本柱構造
- 第2章 共通外交安全保障政策(CFSP)
- 第3章 欧州安全保障防衛政策(ESDP)
- 第4章 北大西洋条約機構(NATO)との関係
- 第5章 警察刑事司法協力
- 第6章 東欧諸国の加盟
- 第7章 更なる拡大と欧州近隣政策(ENP)
- 第8章 トルコの加盟問題
- 第9章 欧州憲法条約の挫折とリスボン条約
- 第10章 他の欧州地域機構(OSCE・欧州評議会など)
- 第11章 欧州統合はどこまで進むのか?
- 第12章 東アジア地域統合の可能性
- 第13章 予備日(折々のヨーロッパ政治情勢について特別講義を組むことを想定)
-
成績評価の方法
-
平常点(1/3)と学期末試験の成績(2/3)によって総合評価する。平常点については、時宜に応じ授業後に提出してもらうコメントシートの内容によって評価する。
- 受講上の注意
-
第1回目の授業のときに指示する。
- テキスト・教材・参考書等
- 渡邊啓貴編著『ヨーロッパ国際関係史』有斐閣
渡邊啓貴『ポスト帝国』駿河台出版
山田文比古『フランスの外交力』集英社新書
その他については、授業の中で適宜紹介する。