「EU環境法」 EU Environmental Law
南 諭子
Yuko Minami
- 津田塾大学
- 後期
- 火曜日 4時限(14:40-16:10)
- 2単位
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<講義内容>
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この講義の目的は、環境保護分野における欧州統合の意義を検討することである。そのためEU環境法全体を概説することはせず、環境保護分野に特徴的な性質を持つ特定のEU環境法を詳細に分析することで、抽象的な「環境」という利益を統一的に実現するための措置が、各国の既存の法制度にいかなる影響を与えるのか、について考察する。その際、EU法の基本事項について説明した後に、環境保護分野におけるその展開を紹介するという方法で、可能な限りEUに関する基本的な知識についても言及する。
具体的には、環境保護に関するEUの権限の確立・発展について歴史的に整理した後に、検討の対象となる環境法の内容を概観した上で、その具体的な実施の現状と課題について検討していく。後半は、特に欧州司法裁判所の判例について、一次資料を用いて詳しく検討する 。
- <授業計画>
- 第1回(9/30):Introduction
- 第2回(10/7):EUとは?
- 第3回(10/14):EUと環境問題
- 第4回(10/21):EU法の立法過程
- 第5回(10/28):EU環境法の諸類型1
- 第6回(11/4):EU環境法の諸類型2
- 第7回(11/11):義務不履行訴訟
- 第8回(11/18):先決裁定と直接効果
- 第9回(11/25):直接効果と個人の権利
- 第10回(12/2):三当事者間における直接効果
- 第11回(12/9):直接訴訟における原告適格
- 第12回(12/16):オーフス条約の意義
- 第13回(1/13):環境保護における「統合」の意味
- <テキスト>
- 特に指定しません。一次資料についてはコピーを配布します。
- <参考書>
- 開講時に一覧表(概説書、条約集、判例集、辞典)を配布します。
- <評価方法>
- 原則として期末の論述試験による。
- <その他>
- 具体的な講義の進め方、講義計画、参考文献、評価方法等については、開講時に詳しく説明します。第1回の講義にはこのシラバスを持参してください。なお受講生は、「国際法」をすでに履修していることが望ましい。