「経済史A」
大月康弘
- 一橋
- 冬学期
- 36
- 木曜日 2限(10:35-12:05)
- 2単位
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授業概要
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ヨーロッパ経済社会の歴史的展開
EU統合を進める現代のヨーロッパ世界は、19世紀以来の国民国家を超える新しい歴史を刻もうとしている。講義では、現在のヨーロッパ社会の動勢を念頭に置きながら、「近代ヨーロッパ社会」の構造的特質に関わる議論を紹介する。そして、その論理的必然として措定される「前近代ヨーロッパ社会」の特徴についても考察する。同世界の歴史的展開に関する議論について理解を深めたい。
- 学部・学年の指定
- 主に経済学部3-4年生を対象とした講義であるが、それ以外の学生でも履修することは可能である。
- 授業の目的・到達目標と方法
- 授業の内容・計画
- Ⅰ ヨーロッパ世界と経済史
1 経済学が想定する世界とは
(1)我々はモダンか:近代社会の諸特徴
(2)近代世界の生成:市場・市民・自由
(3)近代化とは何か:産業化と国民国家
2 歴史のなかの市場経済
(1)「前近代経済」を想像する
(2)所領経済と旧ヨーロッパの社会秩序
(3)市場経済の歴史的位相
Ⅱ 国民国家と世界経済システム
1 近代国家と市民の世界
(1)市民意識の胚胎
(2)都市社会と所領経済
(3)王権の経済政策:貨幣と重商主義
2 近代世界システムと「帝国」
(1)19世紀の国民経済圏と世界システムの形成
(2)後発資本主義国と世界戦争
(3)新自由主義と「帝国」論
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テキスト・参考文献
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テキストはとくに指定しない。必要に応じて教材を配布する。参考文献としては、次のものを参照されたい。
ピレンヌ『ヨーロッパ世界の誕生』創文社、1960年
ブルンナー『ヨーロッパ:その歴史と精神』岩波書店、1979年
山田欣吾『教会から国家へ』創文社、1993年
大月康弘『帝国と慈善 ビザンツ』創文社、2005年
大塚久雄『共同体の基礎理論』(岩波文庫)
飯沼二郎『風土と歴史』(岩波新書)
- 質問等の連絡先・オフィスアワー
- 連絡先:大月研究室(図書館2階)オフィスアワー:メールで予約のこと
- 成績評価の方法
- 中間レポートと期末試験によります。